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What I Have Been Thinking

去年日本に着いた日に地震に遭遇してから、いろいろあった。
いろんな情報が交錯していて、何を信じたらいいのか分からなかった。
だから、心配だったけど、「大丈夫です」という人たちの言葉を信じて普通に生活してしまっていた。

でも、夏に日本を離れてアメリカに戻ってきてみて、冷静になって考えてみたとき、
やっぱりそれは間違っていたんじゃないかって思い始めた。

どの情報が正しいのかなんて、今でも分からない。
でも、ただ周りの人が普通の生活をしているから大丈夫、テレビで大丈夫って言ってるから問題ない、じゃいけないんじゃないだろうか?

自分なりにいろいろ調べてみて思ったことは、やっぱり「子供は大人が守るしかない」ということ。
大人は少なからずとも情報が分かり、自分で調べることができ、判断ができる。
だから、自分が決めたことには責任を取れる。

でも、子供にはそれができない。周りにいる大人がきちんと判断して守ってあげなかったら、危険な目に遭い続けてしまう。


最近ソーシャルネットワークで、瓦礫受け入れ署名へのリンクを載せました。
説明もなしにそれだけだったので、私がただ闇雲に反対していると思い、不快に思われた方もいるかもしれません。だとしたら、ごめんなさい。
私は私なりにいろいろ考えて、今の時点では反対すべきと思っています。なので、一応それを説明しようと思い、今日は日記を書こうと決めました。
決して、「自分がアメリカにいて、関係ないと思っているから言いたい事言っている」わけではありません。日本の大切な家族、友達のことを考えてのことだ、ということをご承知ください。

文章下手ですし、長くなりますが・・・。リンク先を見てもらえると嬉しいです。

いろいろ理由はあるけれど、よくまとめられているのはこちら。
誰にでも理解できる「瓦礫の広域処理が許されない12の理由」
もう騙されない(○`ε´○)ノ 「ガレキ広域処理 6つのウソ」

こういう意見もありますが・・・。
震災がれき 岩手県陸前高田市と岩泉町の場合

この動画も見ました。
モーニングバード!「ガレキは本当に広域処理しないといけないの?」


私個人的には、被災地にいる方達に一日でも早く普通の生活を取り戻して元気になってもらいたいと、心から思っています。本当に。
でも、いろいろ調べていくと、本当に拡散させる意味がよく分からないし、利権のためだけなんじゃないかっていう疑問ばかりが浮き上がってきたんです。
しかも、本当に安全かどうかなんて、きちんと証明されていません。

政府は、「絆」っていう言葉を悪用して、放射能を全国にばらまこうとしているとしか思えないんです。
将来福島で増えるであろう放射能の被害を全国に広めて、責任を逃れるための布石だ、と言っている人もいます(それは大げさなのかもしれませんが)。

子供は放射能の被害を大人よりも受けやすく、体に取り込まれた放射能は濃縮されて、体に留まると聞きました。

被災地に親戚がいたり、被災地出身だったり、っていう友達がいるので、その友達を傷つけたくないのももちろん事実です。
でも、「瓦礫で痛みを分け合う」っていうのは、間違っていると思うんです。それで放射能の被害に遭いやすいこどもたちが5年後、10年後に体調を崩したりしたら、その一人ひとりに責任取れるんでしょうか。政府がその時知らぬ顔をするのは、目に見えています。

瓦礫の拡散によってその自治体に入る巨額なお金を、被災者の方達が被災地から避難して自立するための資金に回したほうが、よっぽど彼らのためになるんじゃないだろうか?

と、私は考えてしまったわけです。そんなにうまく簡単に話がまとまるわけがないのは、百も承知なのですが。。

逆に、本当にきちんとした調査をして(ガイガーカウンターをかざすだけのパフォーマンスでなく)、汚染されていないと判断された上で、被災地の多くの人たちが望むのならば、どんどん助け合っていけばいいと思います。

でも、今、こんな中途半端な状態のまま話を進めるのは間違っていると、私は思いました。


地震は天災だから、防ぐことはできない。でも、その後のことは、人災。
その人災のおかげで、自分が生まれ育った街が今までと同じじゃないと考えると、悲しくてなりません。
おじいちゃんおばあちゃんや親戚が住んでいる街も、放射能の被害を受けています。
もうこれ以上、被害者を増やさないで欲しい。

チェルノブイリの事故と比較すると、東京あたりの人たちも避難するべきらしいです、本当は。
でも、強制されなければ、それを実行するのはとても難しいと思う。
自分だって、きちんとした仕事と家があったら、それを全て捨てて一から知らない場所でやり直すのは相当な勇気がいるだろうなと思う。

だから、もしもそこに留まる決断をするなら、なるべく被害の受けていない食べ物を選ぶ、マスクをして外に出る、などの防御をして、内部被爆をできるだけしないようにする。子供をできるだけ守る。っていうことを最低でもしなければいけないと思うんです。
(もちろん、それと同時に風評被害を受けている農家、酪農家の人たちを国がきちんと保証してあげなければいけない!そのための増税だったらそれこそ助け合いだから、どんどんすればいいと思う。)

一人でも多くの人たちが元気でいることが明日の日本の復興につながるのだから、自らしなくていい被爆を受ける必要はないと思います。そして、将来の日本を支えるこどもたちを、今の大人がきちんと守って、育てていかなければと思うんです。


・・・すっかり長くなってしまったので、ここまで読んでもらえているかどうか分からないけれど、これが今の私の意見です。

ちなみに・・・私がこういう意見を持っているからと言って、これに反対の人の意見を曲げようとは全く思っていませんので!(敵対意識など、ゼロです!)
ただ、今まで真剣に考えていなかった人がいるなら、少しでも考え始めてもらいたいと思って、これを書きました。


もちろん、これまで自分が調べた情報が全て正しいなんてちっとも思っていないし、自分で直接見たり聞いたりしたものでなかったら信じきってはいけないというのも分かっています。
きれいごとかもしれないけれど、少しでも多くの人が発言することによって、日本が少しでも良い国になれることを、心から願っています。
# by hanamericana | 2012-05-24 10:37 | my mind

Long Time No See...

気づけば、もう2011年も半分が過ぎようとしています!
そして、これが2011年初めての日記・・・。
たまにぶつぶつ呟いてはいたものの、きちんと日記を書いていませんでした。
すみません。

なんか、こうも久々になると、緊張してしまいます。なぜか。
考えては止め、考えては止めの繰り返しでした。
ですが、今日、書きます。長くなるので、時間があるときにどうぞ・・・。



2011年始めは、オーディションの日々でした。
昨年準備不足による敗北を期した大学院のオーディション。
なので、今年はきちんと調べ、自分なりに悩み、決めた3つの学校を受けました。
今年は、ボストン(マサチューセッツ州)、ミネアポリス(ミネソタ州)、そしてメンフィス(テネシー州)
へ行きました。

一度経験していることもあり、緊張したり、自分の力を出し切れなかったなと思ったこともありましたが、
納得した形で終えることができました。
私は旅の運がいいのか、旅先では毎回良い出会いがたくさんあり、一人で旅する心細さで始まっても、
友達が増えて幸せな気持ちで帰ってこられて、それがオーディションの楽しみにもなりました。
いろいろ助けてくれた方達に心から感謝しています!

それが終わると、自分のアメリカ滞在許可が切れるギリギリになってしまったので、
急いで身支度をして日本に帰ってきました。



そして、成田にもうすぐ着陸する、というその時、あの地震が起きました。
その時は何が起こったのかさっぱり分からず、ただ、戸惑いました。
緊急に名古屋へ飛び、電話はつながらず、ホテルは見つからず。
そこで、やっとただ事じゃないなと思いました。
機内で知り合った日本語を話せないアメリカ人2人を引き連れ、やっと駆け込んだ漫画喫茶で
事態の大きさを目の当たりにし、本当に言葉が出ませんでした・・・。

やっと妹と連絡が取れ、親の無事が確認できた時は、本当にホッとしました。
私は、本当に幸運なことに、家族も親戚も、友達も全員無事でした。

帰宅後、自分も通訳のボランティアなど自分にできることをしたい、と意気込んでいたのですが、
実際、ボランティアをするにもお金が必要で、自分で何もかも準備ができていないと
相手に迷惑をかけるだけだということが分かり、自分の無力さを痛感しました。
今は、ある非営利団体のブログの翻訳のお手伝いをしていますが、
本当に微々たる募金と少しのことしかできていない自分が、未だにもどかしいです。

今まで家族と遠く離れていた期間が長かった分、今こうして側にいられること、
無事に命、家、食べ物などがあること、いくら感謝してもしきれません。
停電などもありましたが、被害に遭われた人たちのことを考えたら、
それくらい苦労のうちにも入らないなと思います。

命がこうしてあること、運命だし、みんな生かされているんだなって思いました。
一日一日、限りある資源を今まで以上に大切に、一生懸命に生きていかないといけないって思います。
自分にできること、何がいいのか分かりませんが、探し続けていきたいです。


そして、つい最近、また二週間程アメリカへ戻っていました。

南カリフォルニアマリンバコンクールに参加するためです。
録音での一次審査に通り、二次からは実際の演奏で審査されるのですが、緊張しました。
デュオとしての参加だったので、一人でなかった分、心強い反面、一週間程しか
二人で合わせられなかったので、余計に不安でもありました。

結果は、自分達なりにベストを尽くしましたが、決勝へは進めませんでした。
後で一人の審査員の先生に話を聞き、こんなことまで気にしなきゃいけないんだ、
ってことまでいろいろ指摘されました。
良い意味でも悪い意味でも、コンクールの実情を学べて、とても良い経験になったと思っています。
私もパートナーも、まだまだ勉強と練習が足りないと実感しました。


今回の震災で、音楽をやっている自分が、これで良いのかなとも思いました。
音楽って、直接人を助けることができません。
家があって、ご飯があって、仕事があって、それでこそのエンターテイメントだと思うからです。
確かに、演奏で心が癒されるということがあるかもしれませんが、まだまだそんな余裕の無い人が
たくさんだと思います。
だから、このまま自分のやりたいことを突き進めていっていいのか・・・ちょっと悩んでしまいました。
自分のことしか考えていないような気がしてしまって。

でも、ここまで頑張ってきたし、今まで応援して、支えてくれた人たちのためにも、
やれるところまでやってみようと思いました。
その過程で、もしも私ができることで被災された方達を少しでも癒す事ができたなら、
一番幸せだなって思います。
そして、そうできる日が一日でも早く来るよう、頑張らなければ!


そんなこんなで、また、秋から学生に戻ります。
今回は、受けた学校には全て受け入れてもらうことができました!びっくりです。
三校三様、全て条件が違い、良い所も悪い所もあり、かなーーり悩みましたが、
学費免除と生活費を少し出してもらえる学校にお世話になることにしました。
The University of Memphis (メンフィス大学)です。

今までアメリカ北西部の心地よさに甘えていましたが、今度は全く違う南部です。
ハッキリ言って、オーディションで行ったときは良い印象がありませんでしたが、
先生はとても良い人だったし、私を必要としてくれているようなので、きっと住めば都、
となるんじゃないかな?と思っています。
不安ですが。

他の学校を受けず、大学院にも元々あまり行く気がなかった彼も、その学校に受かったので、
一緒に行くことになりました。
なので、結果オーライ?です!


最近コンクールが終わってかなりたるんでいるので、気合いを入れ直します!
今まであまり連絡していませんでしたが、今は暇人ですので、お時間がある方は遊んでやってくださいなー。
短期で良い仕事知ってる方もご連絡ください!(笑)
# by hanamericana | 2011-06-12 23:10 | american life

The End of 2010 Already!!

日本はもう2010年最後の日!!

は、速すぎてもうついていけません…日記全然書けなくてごめんなさい!


今年の後半は、教える仕事がたくさんあり、それによって学ぶことがたくさんありました。高校のマーチングバンド、個人レッスンの生徒、ひとりひとりの生徒が自分を慕って自分から学ぼうとしてくれることがとても嬉しく、大変だけど頑張る事ができました!


生徒が増えたおかげで、12月に初めてリサイタルを開く事もできました。初めてだったので友達と合同で協力しながら探りさぐりでどうなることかと思っていたのですが、結果蓋を開けてみると70人程の観客が集まる大盛況!わたわたしましたが、みんな頑張って演奏してくれたし来てくれた人たちも楽しんでくれたようなので、本当に良かったです!


2010年は例年になく国内いろんなところ(アリゾナ、フロリダ、ワシントンDC、ワシントン、ミネソタ)に行けたのも良かったです。いろんな人に出会ったり、再会することもできました。演奏家としての活動は控えめでしたが、いろいろ新しい発見もあり、地味な練習の中でも成長できたと思います!


とにかく、皆さんにはここで精神的にとてもお世話になりました。本当にいつもありがとうございます!!2010年、試練の一年でしたが、大切な友達みんなのおかげで乗り切れました!


2011年は、どうなるか分かりませんが、いろんなことが動き出しそうな予感がしてワクワクしています。未熟者の私ですが、来年もどうぞよろしくお願いいたします!


それでは皆様、良いお年を!そして、2011年が皆にとって幸せいっぱいの一年になりますよう、心から願っています!!


寒いアイダホより愛を込めて、さとゆこより。
(風邪っぴき)
# by hanamericana | 2010-12-31 15:35 | american life